株初心者必見!実体験に基づく株式投資の基礎知識:始める前に覚えるべき3つのポイント

マネー
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物価高の高騰や電気料金などのインフラ価格の値上げなどで、副収入に興味を持ち始める方が増えてきたともいます。
副収入の代表格として挙げられるのが「株(株式投資)」。
株式投資を約10年間やってきた筆者が、初心者の時にしっかり覚えておいたほうがよかったポイントを3つに絞って解説します。

「株をこれからやり始めたいな」と漠然に考えている方にかなり役立つ内容になっていますので、ぜひお読みください。

本記事の要約:株を始める前に覚えるべき3つのポイント
ポイント1:手数料は安いほうがいい
ポイント2:自分なりの手法を早めに見つける
ポイント3:リスクとリターンは比例する

そもそも「株式投資」とは

株式投資とは一言で表せば、株式会社の発行する「株式」を株式市場で売り買いして、「売却利益」や「配当金を」狙うことです。
株式は企業の所有権を表す証券であり、株式を購入することで、株主として企業の経営に参加することができる点も特徴の一つです。

株式投資は、「株式市場」で取引される株式を購入することによって行われます。
そんな株式市場は、企業が発行する株式を「買い手」と「売り手」が出会う場所であり、企業の業績や経済情勢などに応じて株価が変動します。株価が上昇した場合、株主は株式を売却することで利益を得ることができます(売却利益)。

株式投資は、企業の業績や経済情勢などの要因によって株価が変動するため、リスクが高い投資の一つとされています。
しかし、投資家が情報収集や分析を行い、適切な投資戦略を立てることで、リターンを上げることができる可能性もあります。

売却利益は株を売買した際の「差額」

株価が安いときに購入し、値上がりしたあとに売却した時の差額を「売却利益」と呼びます。
かんたんに解説すると、1株1,000円の株価のものを本日購入して翌日2,000円で売った場合、2,000円-1,000円=1,000円から税金(税率20.315%)と売却手数料(証券会社によって異なる)が差し引かれた金額が売却利益として手に入れることができます。

売却利益を計算式で示すとこんな感じです。
2,000円(売却時価格)ー1,000円(購入時価格)ー売却手数料=税引き前の売却利益額×(1-税率)=売却利益額

ざっくりどのくらい受け取れるかというと、700円くらいです(売却手数料が100円の場合)。

配当金は企業からの「ボーナス」のようなもの

次に配当金について解説します。
株式を発行した企業は、利益を上げると株主にその一部または全部を分配します(必ず分配する分けではない)。 その分配された利益のことを「配当金」といいます
株主は、株式を保有し続けることで、保有株数に応じて配当金を受け取ることができます。
配当金は一般的に半年に1度程度受け取ることが可能です。

配当金について数字で具体的に解説してみましょう。
たとえば、1株1,000円の株を1株持っている場合、企業が1株当たり10円の配当金を決定した場合、私たちが受け取れる金額は、10円に税金20.315%を差し引いた金額になります。

受け取れる配当金を計算式に示すとこんな感じです。
持っている株数×1株当たりの配当金額=税引き前の配当金額×(1-税率)=受け取れる配当金額

ざっくり受け取れる金額は、8円くらいです。

株を始める前に覚えるべきポイント1「手数料は安いほうがいい」

株を始める前に覚えるべきポイント1つめは手数料は安いほうがいいことです。
売却利益の部分でも説明しましたが、株を売買する際には証券会社に払う手数料が発生します。
この手数料は利益が出たときはもちろん、損失が出た時も発生します。
また、証券会社にもよりますが、売買回数が増えれば増えるほど手数料が多く発生します。

元手が1億円など資金が潤沢な方にとっては全体の資金規模から比較して手数料はあまり関係ないかもしれませんが、元手が1万円など少額な方は、売買するだけで1%(手数料100円の場合)ずつ手数料を払うことにもなりかねません。

・元手1億円の人にとっての売買手数料100円は微々たるもの・・・0.0001%
・元手1万円の人にとっての売買手数料100円はかなりの負担・・・1%

1%の利益をとるのは実は相当大変なことです。
元手が少ない方こそ、「手数料」の低い証券会社を選ぶべきなのです。

株を始める前に覚えるべきポイント2「自分なりの手法を早めに見つける」

株には様々な「手法」が存在します。
銘柄を分析する上での分析手法「ファンダメンタルズ」「テクニカル」や、投資タイミングでの「デイトレード」「スイングトレード」など、書ききれないくらい大量の手法が存在します。

どの手法がいい・悪いかは筆者の経験上判断するのが難しいですし、株式投資において100%勝てる手法は存在しないと思われます。

自分の元手や生活リズムに合わせて、自分なりの投資手法を早めに決めていくことは非常に大切です。

株を始める前に以下2点ほどは決めておいたほうがよいでしょう。
・投資ルール(金額・銘柄)
・投資タイミング(毎日か一定期間かなど)

株を始める前覚えるべきポイント3「リスクとリターンは比例する」

投資初心者の時には、自分が知っている有名企業に投資しがちです。
なぜならば「損するのが怖いから、有名企業なら安心だろう」という心理からです。

しかしここが投資の落とし穴。副業で大きく利益をあげ生活費の足しにしたい場合にはある程度リスクをとっていく必要があります。

例えば、トヨタのような有名企業の株価は1株1,892円(2023年2月3日時点)。
トヨタで投資金額の2倍稼ぎたいと思ったとき、株価が2倍になる可能性はどのくらいでしょうか?
過去5年間で現在の価格の半値である約950円であった期間は存在しないので、確率は相当低いと思われます。

株式投資においてリスクとリターンは比例しやすいと筆者は考えます。
このくらいの資金が必要だからこのくらいのリスクをとっていこう。
そのような基準で投資先を選んでいくことは大切です。

筆者おすすめの証券会社

■おすすめ証券会社
・SBI証券:https://www.sbisec.co.jp/ETGate
国内ネット証券最王手。手数料は他ネット証券と比較しても最安の分類。
9月末までに国内株式の売買手数料を無料にすると表明するなど、今後もさらなるメリットが高くなると想定される企業。
株式投資のアプリも比較的使いやすい点も◎。

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